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原因がわからない体調不良が消えた日

私は30代後半、とある医療機関で医療事務員として働いていたことがあります。

正社員ということもあり、多様かつ高いクオリティを求められました。

中途で入社して半年後、管理職のような立場になりました。

そこで私が経験した原因不明の体調不良と、

それが治ったことについて書いてみたいと思います♪

入社して間もなく感じた違和感

入社してまもなく、私は何かを察知しました。

その何かというのは、今の私が言葉にするなら「違和感」ですね。。

その違和感の原因は、その医療機関が打ち出している表の顔と

職場としての面とのギャップからくるものだったのだと思います。

患者さんがほぼ女性ということもあり、表側は設備やサービスが整っていて

「ここでお世話になりたいな」と思わせるような雰囲気がありました。

けれど、裏側というか職場としての顔は、

トップダウンの、今でいうパワハラ職場で離職率が高いというものでした。

パワハラでやめていく職員たち

「やばいところに来てしまった」

そうはっきりと思ったのは、入職して半年後、管理職のような立場となり

月一回の会議に出席しなくてはいけなくなってからでした。

鈍感な私でもわかる、会議が始まる前からのピリピリとした緊張感。。

部ごとの進捗状況の報告に、どんどん機嫌が悪くなる院長。

毎回と言っていいほど、大声でどなり、机を蹴飛ばし、

ボールペンを人に当たらないように投げるw(ギリギリセーフにしてる)

そんな感じなので、ほぼ誰も異見するものはおらず、裸の王様でした。

服務規程を守らないと職員にキレて「辞めろ」と離職をうながしたり、

肉親のドクターや秘書に対してもパワハラを炸裂し、それが原因で

めちゃくちゃ雰囲気が悪くなる事務室。。

当然、看護師の離職率は高く、人出不足が日常化していました。

突然始まった複数の体調不良

その職場は自宅から遠いことに加えて、拘束時間が長く、私は毎日寝不足状態でした。

診察時間の中休憩の数時間、昼食を取ったあとにロッカールームの固い床で

寝袋で仮眠をとったりしていました。

毎日のように耳に入る怒鳴り声や罵倒、医療機関なので事務といえども失敗が許されない緊張感。

少しづつ疲労がたまっていることには、薄々気づいていました。

でも、当時の私は年齢的にも転職が厳しいことを知っていましたし、

正社員でないと安心できないという心の状態だったので辞めるということが出来ませんでした。

それから結婚、育休、離婚、職場復帰という流れをたどりました。

復帰して間もなく、それは始まりました。

倦怠感、時々くる強い頭痛、胸やけ、膨満感、動悸、多汗、睡眠障害、月経異常、突発性難聴など

他にもあったかもしれません。

その体調不良のはっきりとした原因はわかりませんでした。

病院での診断結果に愕然

それまでは疲れていても、よく風邪をひいても、基本的には元気に過ごしていました

ところが、次々と症状が出てきてしばらく経っても治らないので病院で診てもらいました。

耳鼻咽喉科、婦人科を受診しましたが、原因がわからずでした。

そして、総合病院の総合内科という診療科を受診したときに出た診断結果は、

「不定愁訴」(ふていしゅうそ)というものでした。

 

各種検査では特に異常は見当たりませんでした。

いわゆる不定愁訴(ふていしゅうそ)ですね。。

ストレスが原因だと考えられますので、

なるべくストレスを減らすようにやってみてください。

そう言われました。

「特に大きな病気じゃなくてよかった、ストレスか。」

と思う人もいるのかもしれませんが、

私は、家に帰ってから「不定愁訴」(ふていしゅうそ)についてネットで調べて

愕然としました。

 

不定愁訴(ふていしゅうそ)

強い主観的な多岐にわたる症状があるものの、検査をしても客観的所見にとぼしく、原因となる病気が見つからない状態のことを指す

 

音心

え、、ということは、薬も治療法もないやん。

仕事を辞めない限りストレス続くし、

この症状をずっと持ち続けないといけないの?

そんな感覚でした^^;

ある日気づいた、体調不良が消えている

それから1年も経たなかったと思いますが、パワハラがついに私にも向けられました

その時点でおそらく私的には限界を超えてストレスを抱えていたのかもしれません。

電話ごしに怒鳴りまくられた次の日、朝起きたら涙があふれて止まらず、

起きようとしても身体が動きませんでした。

「もう、無理」という心の声のようなものが聞こえた気がしました。

それでも、「行かなくちゃ」という意識があり必死で起きあがろうと何とかして

立ち上がろうとしたのですが床に座りこんでしまい、泣き続けました。

そのまま退職して、気持ちが落ち着いてきたある日、ふと気づきました。

今までの症状が全部消えている。。

本当にストレスが原因だったんだ。。。😲

やめたのは「職場」ではなかった

当時、私は思いました。

「あの仕事を辞めたからストレスがなくなって不定愁訴(ふていしゅうそ)が消えたんだ!」と。

けれども、今、心の整理をして本来の自分を取り戻した私が思うのは

「職場を辞めたから原因不明の体調不良が治ったのではない」

ということです。

私がやめたのは、「本当の自分のこころを無視して我慢すること」です。

それをやめたから、身体からのあらゆる叫びともいえるサイン(症状)がなくなったんです。

我慢することをやめて、職場を離れて、突然職場を放棄した自責の念が落ち着いていくと

ものすごい解放感がやってきました🌈

「なんであそこにあんなに長くしがみついていたんだろう」とも思いました。

自分が変わると見える世界が変わる

シングルマザーになっていた私は、この正社員の仕事を辞めたら路頭に迷うと

思い込んでいました

「何とかして頑張って〇〇になるまで続けなけばいけない」と自分を縛り付けていました。

「そういうもんだ、それが当たり前だ」と自分に言い聞かせていました。

職場環境を良くしようと、めちゃくちゃ努力もしました。

でも、それよりも何よりも自分が変わる、自分の視点を変えることで

目の前に現れる現実世界が大きく変わりました

今までの、あり得ないという概念をいったん置いておいてやってみよう!

という風に切り替えたんです。

そうしたら、大丈夫でした、生きて行けました、自由になれました🌈

私自身の体が「原因のわからない体調不良」という形で気づかせてくれたんだと思います✨

 

この記事を読んでくださっているあなたが、

同じような原因不明の体調不良で悩んでいるとしたら

あなたの身体や心は、何を伝えていますか?何を気づいてほしいのでしょうか?

そこに耳を傾けてみてくださいね💓

 

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