恋愛と欲望
人を好きになること、恋愛すること、それは決して悪いことではありません。
好きな人のことを考えると幸せな気持ちになったり、
そのことが原動力となって前向きになれたりすることもあります。
けれど、気を付けなければいけない点もあります。
恋愛は人間にとって欲望を増加させやすいものになってしまっている現状があります。
恋愛をしている人たちの中でどのくらいの人が、本当に人間としてお互いを尊敬し
心から愛し合っているでしょう。
そもそも、付き合い始めの段階で、相手の容姿や収入などの条件を元に決めた人が少なくないのではないかと思ったりします。
そうではなかったとしも、付き合っていく中で心の中の闇を増幅させてしまう
きっかけとなるものがあります。それは、
「独占欲」「性欲」「自己顕示欲」「支配欲」「庇護欲」「保護欲」などの欲です。
- 他の異性と話をしてほしくない
- 気持ちがいいセックスがしたい
- 友達に彼氏を自慢したい
- 自分好みになってほしい など
感情が大きく動く「恋愛」という状況は、人間の欲望を掻き立てる習性があります。
その欲によって、心の中の闇が大きくなってしまったりします。
欲によって闇が大きくなると、恋愛は良くない方向へと進んでいきます。
相手を過度に束縛したり、自分の思い込みが大きくなって妄想に苦しんだり、
相手を自分の思い通りにしたいという欲求が生まれてしまい、相手を苦しめ、
自分自身もそのせいで苦しんでしまったりと、闇が発動しやすい状況が恋愛には潜んでいます。
心から相手の事を思う気持ち
では、どうすればよい恋愛が出来るのか?というと、
それは、お互いが相手のことを本当に考えて行動したり、話をしたりすることです。
そうです。恋愛も心の光の部分でやりとりすることで、それまでと全く違ったものになってくると思います。
お互いが相手のことを、心をしっかり理解できていて絶妙なタイミングと言葉をかけあえる。
そんな関係を想像すると温かい気持ちになります。
欲望が大きいと、「相手の事を考えているつもりでも、実は自分のため」ということが
ありますので注意が必要です。
それを認めたくない、気づけない、気づかないフリをしている、
そんなあなたは本当に相手のことを大切に思っているとは言えません。
今までは当たり前だと考えていた、こういった欲望さえも、
今こそ手放すときがきているのかもしれません。