あなたのこころの状態は大丈夫ですか?
このように聞かれたら、あなたは何と答えますか?
「唐突にそんなことを聞かれても、、、大丈夫だと思います!」
「あんまり大丈夫じゃないと思います・・。」
「逆に、私、大丈夫でしょうか?」
もし、この質問にドキっとしたり、モヤモヤした気持ちになったり、なんらかの感情を感じた方は
ある意味「大丈夫」ではないと言えます。
なぜなら、本当に「大丈夫」な人は、即座に「大丈夫ですよ」と思えるからです。
でも、そのような人は少数だと思います。
自分の心の中を見る力を発揮し、常に状態を気にかけている人でさえ、時に「大丈夫ではない」
状態になるからです。
人間であるからこその原因
私たちは、人間だからです。
人間には、感情があり、心と感情はとても深い関係があります。
感情は、人間が持つすばらしいものの1つだと私は思います。
でも、感情の中にはネガティブなものがあり、それは手放す方がよいと思っています。
なぜなら、ネガティブな感情は本来人間が持つ能力を無効化し、弱めてしまうからです。
冒頭の質問に対して、「ドキっ」「モヤモヤ」のような何らかの感情を感じた方、
それが、ネガティブ感情です。
そして、そのネガティブ感情の正体は、「不安」や「恐れ」です。
不安や恐れは、人間の持つ感情の中で一番やっかいなものだと私は感じています。
それは、水面に落ちるたった一粒の小石のように、影響をどんどん広げていってしまうからです。
誰もが経験するその威力
その1粒の小石の威力がどれほどのものかは、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
仲良しの子が他の子と楽しそうに話しながら帰っているのをみて、自分が何かその子に嫌がられることをしたんじゃないか?と気にしたり、
ダブルスクールで専門学校にも通ってある職業を目指していた帰国子女の友人と重役面接で同じになり、この子と比較されたら絶対受からないって思ってしまったり。。
自分の当時のことを思い返すと、ほんの1言、ちょっとした出来事で勝手に不安に陥り、
一瞬で今までの「大丈夫」だったものが「大丈夫じゃない」に変わってしまっていました。
ネガティブな感情や言葉は、ネガティブなエネルギーを生み出します。
そして、それは私たちの行動や可能性を制限し、不自由な枠の中で生きることを強いてきます。
ある映画を見ていて、人間にはブロックがたくさんあってその1つが「不安」だというセリフが
耳に残りました。
不安とは、まさに、私たちが、自由に考え行動し生きることに立ちはだかる壁だと思います。
ネガティブ感情とどう付き合えばよいのか
生きている以上、どうやったって不安なんてなくならないのではないのか?
そう思ってしまいますよね。^^;
無理やり不安を無くそうと考えるのではなく、まずはネガティブな感情が湧いた時に
どうすれば対処すればいいかを考えてみたいと思います。
まず最初に確認したいことは、そのネガティブな感情は本当に自分のものなのかということです。
ネガティブなエネルギーは周りに影響を与えます。
もしかしたら、誰かの「不安」を自分のものとして感じている可能性があるからです。
それが、自分のものでなければ「私のものではない」と切り離します。
それが自分のものであれば、次にすることは自分との対話です。
感情には、必ず元になっているものがあります。
その根本的な要因を探して解決していくことが、余計な障壁をつくらないようになることに繋がります。
「私は何が不安なんだろう?この不安の元になっている感情はなんだろう?」
そうやって自分の中を見ていくと、意外な意識があることに気づいたりします。
「周りの人に認められたい」「自分に注目してほしい」などの欲が根っこにあることも多いです。
実のところ、不安を作り出しているのは、自分なんですね。
自分の心の中をみて、不要な不安をとりのぞいてあげることを続けていくと、
大丈夫でいる時間が長くなり、大丈夫なことが標準になっていきます。^^
そして、余計なブロックを作ったり、ネガティブ感情に振り回されることなく、
自由に生きていけるようになると私は思っています。(*^_^*)